3.11以降の防災対策の変化

東日本大震災を境に、災害時の行動指針が大きく変わりました。インフルエンザなどのパンデミックのように人為的に災害自体を縮小可能なもの、台風など比較的対応時間の猶予のあるものと、地震・噴火の様な「突発的」な大災害とでは対応指針が全く異なる様になりました。

生存

一次生存のために、災害の前に備える事

ヘルメットなどの装備や家具の倒壊防止などの事前に用意できる手段を講じて一次生存の可能性を高めることが必要です。

自助

3.11以前の指針

「火を消す、机の下に、建物から非難、救助を待て」の全てが見直されました。

3.11以降の指針

  • 火は消すな:自動で消える
  • 机の下に入らず玄関に:家具が凶器になる。玄関は倒壊家具が少ない+脱出口確保
  • 建物内に留まる:無闇に路上に出ることが危険を増幅し、帰宅困難者を生む

安否確認 最初の3時間、6時間が大切

安否情報が心理的安定を支えます。最初の数時間の内に安否確認が進めば心理的には安定化し、その後の行動に冷静さが取り戻せます。

共助

救助機構(消防・警察・自治体)も被災しているので、数日は機能しないと覚悟する必要があります。生存者同士での助け合いが重要です。