安否確認と事業継続計画(BCP)
事業継続計画(BCP)とは
事業継続計画(Business Continuity Plan=BCP)とは、地震などの災害時に、企業が事業を継続させるために必要な方針と手順をまとめたリスクマネジメントを指します。損害の最小化と早期復旧を可能にするために、事前の手順化と装備などが必須となっています。東日本大震災以降は、帰宅困難者を発生させる事が社会的な問題となるだけでなく、企業の事業継続要員を喪失するという認識から、前記の安否確認をBCPの中核要素にする必要が生まれました。
安否確認は
BCPの最優先事項
大地震が発生した時に、最初に行うべき事が社員の安否確認です。損害の最小化や事業継続のための手順はすべて人が実行します。事前に手順だけ決めていても、それを遂行する人員の確保が先決です。社外にいるキーマンの確保をし、社内の生存人員にも家族の安否を確認させてこそ、冷静にとどまって業務を遂行する事が可能になります。備蓄の食料が必要になるのはその後。BCP上、安否確認自体が困難な作業になってはいけません。簡潔にスムーズに行えることが必須です。
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